がんの予防医学

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がんの予防医学

コラム

2017/11/01 がんの予防医学

発がんの予防医学、がん再発の予防医学というのもを聞いたことがありません。

そのことに健康保険はじめ、社会的なコストシステムがありません。

誰もやろうしない、いたとしても極めて少数の医師がいるだけでしょう。

 

そもそもこれだけ加速度的に超高齢化社会が進み、

医療費が、1995年には27兆円、2005年には33.1兆円、

2015年には42.3兆円になり、

2025年には62兆円規模になるという予測があるにもかかわらずです。

 

また、がんは生活習慣病であり、脳梗塞、心筋梗塞も生活習慣病である

と分かっているのに、予防のためにコストが発生する仕組みがありません。

 

誰もそのような病気になりたくないと思っているだろうし、

誰も上がり続ける医療費のために、高額な健康保険料を支払いたくない、

と考えているはずなのに、

その事実を変えるべく、医学的なシステムを開発しようと

している人々がいないように思えます。

 

その大本の原因は、医学教育にあると思います。

現代の医学教育カリキュラムは、国際的な基準を満たすべく、

非常に進化しているように見えます。

しかし、医療費が高騰し続けているという事実に照らし合わると、

現代医学の役割に疑問が湧いてくるのではないでしょうか。

 

最近医学教育のカリキュラムを見ていませんが、

おそらく未だに、100年も前から続いている基本的な

医学教育カリキュラムは変わっていないと思います。

 

必修科目に、「予防医学」だの「アンチエイジング医学」だのという科目がありません。

つまり、予防医学という概念そのものが、現代医学にないのだと思います。

せっかく学生時代の基礎カリキュラムで、生化学、生理学などを学んでおいて、

その知識を、健康維持・増進医学の領域に生かされていません。

 

病気になったら診る医学、病気しか診ない医学。

学生時代に、一旦教え込まれ、頭に刷り込まれたものに疑問を

持つようになる医師は少ないと思うのですが。

 

 

 

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